玉堤つどいの家
玉堤つどいの家の夏~プレイバックpart2~
今回は、玉堤つどいの家の広報誌「玉ねぎコロコロ」の8月号と9月号から、利用者さんの日々の生活、活動をできるだけ多くの写真と思いと共にお届けできればと思います。プレイバックpart2どうぞ!
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ごあいさつ
暑かった8月が終わろうとしている。今夏、近年まれにみる連日の猛暑は私たちの体を構成するDNA細胞の奥深くまで浸透し、不快な記憶を脳裏に焼き付けたのではないか。何とか体のバーンアウトは免れたが、気持ちだけでなんとか辛うじてやり過ごせた感じだ。
9月になれば朝晩はめっきり涼しくなって夜には虫が鳴いて、空を見上げるとまん丸お月様…。ホントいい季節になるね…。えっ!いやいやそんな悠長なこと言って…。まだまだ冷感グッズが手放せないでしょ!ウチに帰れば即エアコンスイッチオン!冷やし中華だって9月いっぱいやってます。まだまだ残暑厳しい9月です。皆さん元気出していきましょう!(職員N)
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あなたがこの夏に行ってみたいところ、
やってみたいことは何ですか?
今年も暑い暑い夏がやってきました。
今回は皆さんに「あなたがこの夏に行ってみたいところ、またはやってみたいことは何ですか?」という質問をぶつけてみました。
以下、利用者・職員の自由記述です。
「としまえん跡地に出来たハリーポッタースタジオツアー東京に行きたい!」
「アイスクリームを食べたい。日帰りでおばさんのところに行ってゆっくりしたい」
「飛行機に乗って海外旅行にいきたい」
「1週間くらい休みたい(海でぼっーとしたい)」
「シアトルでのマリナーズの公式戦観戦」
「陽射しを浴びて汗いっぱいかいてスイカを食べたい」
「夢の中の宇宙」
「スペインへ行ってみたいです」
「うた(カラオケにいきたい)」
「ビアガーデン、夏祭りに行きたい」
「お城を見に行きたい」
「FNS27時間テレビをみること」
「お祭り、お好み焼きを食べる」
「鎌倉など近くのどこかへ行きたい」
「新しく走った電車に乗る」
「おばけ(雪女以外)」
「バーベキューと花火」
「甘味処(かき氷、水ようかん、あんみつ)など」
どれも楽しそう、美味しそう、そして幸せそうなものばかりですね。こういう思い、情熱が大事なんだと教えられているような気持になります。
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暑中見舞いハガキを発送しました!
8月上旬、お世話になっているボランティアさんに向けて暑中見舞いのハガキを発送しました。数年前から始まったこの取り組みですが、みなさん思い思いに文章を考えたりイラストを描いて作成しています。コロナ禍になってからなかなか会えなくなってしまいましたが、なかにはわざわざお返事を下さる方もいて、ハガキを通して温かなつながりを感じられる大切な夏の活動となっています。
(季節はめぐり…)残暑お見舞い申し上げます。
「しっかり水分をとってね!」
「おいしいものを食べて夏を乗り切ろう!」
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~利用者さん自立生活インタビュー~
世田谷区内で一人暮らしをされている利用者Sさんにお話をお聞きしました。
Q.一人暮らしをされてどのくらい経つのですか?
A.2020年2月半ばからなので4年目に入りました。
Q.なぜ一人暮らしをしようと思ったのですか?
A.一人の時間を増やしたいと思ったのと、親子お互いに自由な時間を作りたかったからです。
Q.一人暮らしに至るまでの経緯を教えて下さい。
A.自立体験ホームなかまっちに1年間の体験(一般)利用をしました。入居後ひと月半くらいが経った頃、グループホームに入るより一人暮らしをしてみたいと思うようになり、親と相談してなかまっちの施設長に物件探しのお手伝いをお願いしました。なかまっちの退去日が近づいた12月半ば頃になって何とか条件に合う物件が見つかりました。決まってからは、室内のリフォームとして簡易リフトを浴室とリビングの生活スペースに設置しました。環境が整った2月中旬より一人暮らしの生活が始まりました。
Q.この先、生活をどのように維持していこうと思っていますか?
A.健康に注意しながらやれる範囲で続けられたらと思います。
Q.自立生活を送ろうと考える皆さんにアドバイスするとしたら?
A.自分のビジョンをしっかり持って、一人暮らしで何がやりたいのか、どう過ごしていきたいのかをはっきりさせることが必要かと思います。あとは、事故や怪我、災害時などに関する周囲からのアドバイスや忠告に恐れを抱くことがあると思います。それでもやるんだ!という強い意志が必要だと思うし、それを想定してプランニングすることが大切かと思います。
(聞き手:職員N)
※ありがとうございました。これからも健康に気を付けて頑張って下さい。
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玉堤つどいの家には、非常勤の看護師が週に一回利用者さんの様子を診てもらっています。
その看護師からのアドバイスを心得ながら、利用者さんが安心して過ごせる環境づくりを目指しています。
【ナースだより】
利用者さんの多くは、さまざまな種類の薬を飲んでおられます。たしかに、薬の効果は大きく、頼りにするしかありません。
この飲み薬の副作用の一つに肝臓への悪影響があります。これはなぜかというと、肝臓は、あらゆる異物・毒物が食べものや飲みものにまぎれて体内に入り込むのを防ぐ強力な解毒・防衛器官でもあるからです。
しかし、毒物が血中に入って全身に回るのを防ぐため、肝臓自身は大きな負担を強いられています。お酒の飲みすぎで肝臓を悪くするのがわかりやすい例ですね。
これは飲み薬でも同じことです。たしかに、肝臓にとって、これは人体に必要な薬なのか毒なのかを、いちいち正確に判断するのは難しいことでしょう。異物を見つければ、とにかくまずはやっつけてくれる肝臓は重大な器官です。
また、薬成分を直接に血中に送り込む注射や点滴、あるいは座薬と違って、胃や腸を経たうえで肝臓という関門を通らなければいけない飲み薬は、即効性は少なくなります。
肝臓は手術などで3分の2を切除しても元の大きさに戻ることができるというたのもしい器官ではありますが、やはり、負担をかけ続けるのはいいことではないでしょう。
必要があって長く飲み続ける薬であればあるほど、副作用についても、主治医の先生によく教わっておく必要がありそうです。
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今号も施設の賑やかな様子が垣間見れる活動内容をお伝えしました。
次回は「玉ねぎコロコロ10月号」から、秋の玉堤つどいの家の様子をお届けしたいと思います。
よろしくお願いします。
お知らせ・日々の活動
玉堤つどいの家
〒158-0087 東京都世田谷区玉堤2-3-1ボヌール玉堤1階